令和3年7月24日水瓶座満月
桜特集 緑のサクラ「御衣黄(ぎょいこう)」の謎
4月中旬になると八重系品種を主としたアマヤドリ・ヨウキヒ・フクロクジュの花などが賑わっています。その中で緑色の花弁「御衣黄(ぎょいこう)」はサクラの中でも希少価値のゆえなのか人目を引きます。”なぜ花びらが緑なのでしょうか?”
その緑の花びらを顕微鏡で観察すると花弁の内部には葉緑体を持つ同化組織が発達しています。まるで葉っぱの組織と同じです。その緑の花びらの裏面には気孔もあって、その花びらの機能は葉っぱと同様に光合成まで行っているサクラでした。形態・組織学的には「花は葉の変形」と言われています。
愛パークの中で唯一のサクラ、「御衣黄(ぎょいこう)」があります。「御衣黄(ぎょいこう)」は江戸時代中期から見られ、貴族の衣服の萌黄色に近いためだそうです。また同じく江戸時代に京都の知恩院に植えられていたというよく似た淡黄色の「鬱金(ウコン)」も人気のあるサクラの品種です。これは御衣黄(ぎょいこう)にくらべて花が大きく、色の濃淡も少ないです。「ウコン」は愛パークには2本の桜の木があります。☺
島さくら壱岐 良子
次回は8月8日[獅子座新月] お楽しみに(*⌒▽⌒*)